麻布の評判は？ 偏差値、合格実績など

麻布（麻布中学校）とは？

麻布 （麻布中学校）は、東京都港区（東京都港区元麻布2-3-29）にある中高一貫の私立進学校。開成、武蔵と並ぶ私立男子中学の「御三家」のひとつです。

1895年に設立された麻布尋常中学校が前身。当時は、東洋英和学校内に校舎があったそうです。

高校からの入学は行わない、完全中高一貫校。例年、中学での入学者約300名のうちの約100名が東大に進学します。戦後の高校別東大合格者数ランキングで上位10位から一度も漏れたことがないのは麻布だけ、という紹介がなされることも。

麻布

麻布の評判について、以下、まとめてみました。

麻布の偏差値は？

他の御三家と同じく入試は1回のみ。例年2月1日に行われます。

• 麻布（2/1）の偏差値：67

例年、同日に行われる入試の中では最難関のひとつ（四谷大塚の80%偏差値）。偏差値が近い学校には、栄東（東大選抜）、早稲田、渋渋、聖光学院などがあります。

麻布の倍率は？

実質倍率は例年2.5倍前後。定員300名に対し例年400人弱の合格を出します。御三家の中では最も実質倍率が低いです。

• 2018年：2.4倍
• 2017年：2.5倍
• 2016年：2.3倍

麻布へのアクセス

最寄駅は広尾駅（東京メトロ）。その他にも、麻布十番駅（大江戸線）、六本木駅（東京メトロなど）、乃木坂駅（東京メトロ）なども利用可能。

ただし、どの駅からも徒歩10分以上かかるので、便利な立地とは言い難いですね。

麻布の進学実績

卒業生300人のうち198人が国公立大学に合格しました。このうち、現役での合格は108人。国公立大学への現役合格率は約36％となります。

東大への合格数数は98人。このうちの61名が現役での合格です。

旧帝一工への合格者数は157人。早慶上理への合格者数は286人となっています。 上位大学（国公立＋早慶上理）の合格者は484人となり、これを卒業生の数で割った「上位校への合格率」は、161.3％となります。

麻布のWebサイトに掲載された進学実績（PDF）の一部を掲載します。ご覧の通り、主要大学については学部までしっかり記載しているのが大きな特徴ですね。

国公立大学への進学者数に占める東大への進学数が多いこと、現役での進学率があまり高くないことなどは他の御三家とも似た傾向。

やはり、「東大でなければ浪人」とのムードが強いのではないかと思われます。

麻布の受験ガイド

麻布の試験日は？

試験日はひとつだけ。

• 2月1日：4教科（国語、算数、社会、理科）

国算がそれぞれ60点、社理がそれぞれ40点の、合計200点満点での判定になります。合格最低点は例年5〜6割です。

国語と算数の試験時間は60分。理科と社会は50分です。男子御三家の中で最も試験時間の長い学校です。

麻布の合格発表日は？

例年2月3日に合格発表が行われます（中庭に掲示）。

麻布の入学手続きは？

入学手続きは、発表の翌日（2月4日）に行います。

麻布の学校見学はできる？

説明会や体験授業、学園祭の案内などが同校のWebサイトに掲載されています。例年、10月に学校説明会（学園説明会）を複数回行うようです。

詳細＆最新情報はこちら

本記事の情報は執筆時点（2018年9月）のもの。詳細＆最新の情報は、麻布のWebサイトをご確認ください。

→ 麻布学園（麻布中学校・麻布高等学校）