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公立中高一貫校の模試はどれがおすすめ?

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公立中高一貫校の適性検査対策に役立つ模試(模擬試験)について調べてみました。正直、こんなにたくさんあるとは思っていませんでした。しっかり選んで活用しないといけませんね。

公立中高一貫校向け模試のQ&A

Q. 無料で受けられる模試はある?

無料で受けられる模試もたくさんあります。ena、栄光ゼミナール、早稲田アカデミーなど、公立中高一貫校に力を入れている大手の塾の多くが、無料の模試を実施しています。(本記事では、冒頭に無料模試を抜き出して紹介しています)

模試も多く実施している、公立中高一貫校に強い塾の紹介や活用法についてはこちらの記事もご覧ください。

公立中高一貫校、塾はどこがおすすめ?

Q. 3年生、4年生が受けられる模試はある?

回数が多く、種類が豊富なのは6年生向けの模試ですが、5年生はもちろん、小3、小4を対象とした適性検査型の模擬試験もいくつかあります。(本記事では、それぞれの模試の対象学年を明記しています)

Q. 志望校別の模試はある?

各校で異なる問題や配点を加味して合格判定を行う模試もあります。enaの学校別合判や早稲田アカデミーの小石川オープンなどが有名です。

都立中(を含む首都圏の公立一貫校のいくつか)とそれ以外では適性検査の難易度が異なるので、志望校にどの程度対応しているかは大事なポイントですね。

また、「Z会」や「ブンブンどりむ」などの通信講座は、模擬試験な役割でも使うことができます。こちらの記事で紹介していますのでご覧ください。

公立中高一貫校、通信講座のおすすめは?

無料で受けられる模試

かなりの種類の模試がありますので、まずは「無料」で受検できる模試を紹介します。塾業界では、PR(集客)のために無料模試を行うことが一般的になりましたが、公立中高一貫校対策についてもそれは同様のようですね。

小3、小4向けのものもあるので、勉強の指針(「公立か私立か?」「志望校をどこにするか?」)を考えるのにも役立ちます。

6年生を対象にしたものは有料が多いですが、早稲田アカデミーのオープン模試など、無料で受検できる模試もあります。

小3〜小5 都立中適性検査模試(ena)

  • enaによる模擬試験。無料
  • 3年生〜5年生向け。年に1回実施(10月)

公立中高一貫オープン(栄光ゼミナール)

  • 栄光ゼミナールによる模擬試験(無料)。年に3回
  • 主な対象は4年生、5年生。首都圏+宮城県の一貫校が対象
  • 一部の都道府県向けでは、6年生を対象とした模試も実施

難関公立中高一貫校 オープン模試(早稲田アカデミー)

  • 早稲田アカデミーによる模擬試験。無料
  • 6年生を対象に年に3回実施

小石川オープン模試(早稲田アカデミー)

  • 早稲田アカデミーによる模擬試験。無料
  • 6年生を対象に年に3回実施

公立中高一貫校対策 ジュニアオープン模試(早稲田アカデミー)

  • 早稲田アカデミーによる模擬試験。無料
  • 5年生を対象に実施

学校別公立中高一貫校オープン模試(臨海セミナー)

  • 臨海セミナーによる模擬試験(無料)。11月に実施
  • 主な対象は4年生、5年生。首都圏の一貫校が対象
  • 学校別なので、志望校の模試を実施する各校で受検する

公立中高一貫校対策の主な模試

「自宅で受けられる」「他の受検生の解答例がわかる」「都立中に特化」など、公立中高一貫校対策の模試にもいろいろなバリエーションがあります。

主なものをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

公立中高一貫校模試(首都模試)

  • 首都圏模試センターによる公立中高一貫校の模擬試験
  • 6年生は年に3回(7月、9月、11月)
  • 5年生は年に1回(9月)

共通で行う適性検査AとBのほか、志望校によって適性検査CとDを選択。東京都の11校の他、神奈川、千葉、埼玉、茨城の公立中高一貫校が判定の対象校。

全国一貫模試(対策センター)

  • 公立中高一貫校 対策センターによる模擬試験
  • 6年生は年に4回(6月、9月、10月、11月)。自宅受検
  • 5年生は年に3回(7月、9月、12月)。会場受検もあり

北海道から沖縄まで全国の公立中高一貫校を対象とする模擬試験。自宅での受検も可能。

一貫模試(対策センター)

  • 首都圏&京都の一貫校を対象とした模擬試験
  • 対象は6年生。自宅受検が可能だが、会場模試もある
  • 年に5回(5月、7月、9月、10月、12月)

東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、京都府の公立中高一貫校に的を絞った合格判定模試。

公立中高一貫校対策 一貫模試(早稲田アカデミー)

  • 早稲田アカデミーによる模擬試験。首都圏の一貫校が対象
  • 6年生を対象に年に5回実施

公立中高一貫校 実力判定テスト(四谷大塚)

  • 四谷大塚による模試試験
  • 6年生を対象に年に2回実施

むぎっ子模試(むぎっ子広場)

  • むぎっ子広場による模擬試験
  • 6年生向け。自宅受検
  • 年に4回実施(それぞれ対象校のレベルが異なる)

作文の通信講座などで有名な「むぎっ子広場」の模擬試験。他の受検性が書いた答案が共有されるなど「実力のつく模試」として工夫されていることが大きな特徴。

小6 都立中合判(ena)

  • enaによる模擬試験
  • 6年生向け。年に4回実施

都立中に強い塾、enaが行う判定模試。報告書の点数も加味して本格的な合格判定を行うのが特徴。また、受検者数が多いのも模擬試験としては大きなメリット。

小6 都立中 学校別合判(ena)

  • enaによる模擬試験
  • 都立中各校の独自問題にも対応
  • 6年生向け。年に2回実施

ena 都立中合判の各校対応版。独自問題の有無や特徴、報告書を含む配点なども加味した判定を行う。

公立中高一貫校適性検査対策テスト(日能研)

  • 日能研(全国中学入試センター)による模擬試験
  • 6年生向け。年に6回実施

そっくり模試(早稲田進学会)

  • 早稲田進学会による模試。学校別
  • 年に2回〜4回実施。自宅受験も可能
  • 小石川については「合格模試」も実施

これだけたくさんあると、その気になれば毎週のように受検することができてしまいますが、受験勉強は時間との戦い。どれを受けてどれを受けないかはしっかり見極めましょう。

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