川崎附中とは?
川崎附中(川崎市立 川崎高等学校附属中学校)は、神奈川県川崎市(川崎市川崎区中島 3-3-1)にある公立の中高一貫校。私立中学に比べ学費がやすいこと、高い進学実績を誇ることなどから、人気が高まっています。
前身は、川崎市立川崎高等学校。2014年に川崎附中が開校しました。
川崎附中は、高校からの入学がある併設型の中高一貫校。中学は3クラス(120名)、高校から1クラス増えて4クラスになります。
川崎附中の評判
川崎附中の評判について、以下、まとめてみました。
川崎附中の偏差値は?
川崎附中の偏差値は上昇傾向。偏差値は60(日能研の80偏差値、予想、2019)程度です。同じくらいの偏差値の学校を探すと、
- 成城学園
- 都市大等々力
- 高輪
などが挙げられます。
川崎附中の倍率は?
川崎附中の入試(検査)の倍率(受検倍率)は約4.3倍。倍率はやや落ち着いてきているようです。
川崎附中の定員は120名。男女別の定員は設けていません。
川崎附中へのアクセス
川崎附中の最寄駅は、JR線の川崎駅。徒歩で約20分。JR川崎駅東口からバスを利用する生徒も多いです(「市立川崎高校前」下車)。
- 川崎駅(JR線):バスで約10分
- 港町駅(京浜急行大師線):徒歩10分
川崎附中の進学実績
市立川崎高校のWebサイトで進学実績を公表していますが、川崎附中からの入学生は、まだ卒業年度を迎えていません。
川崎附中の受検(受験)対策
川崎附中の適性検査は?
川崎附中の適性検査は、ⅠとⅡの2種類(いずれも45分間)。神奈川県立、横浜市立とも異なる独自の問題が出題されますが、公立中高一貫校で課される一般的な適性検査への対策ができていれば問題ありません。
適性検査Ⅰ:文章や図、データの内容を的確にとらえ、分析・表現する力が試されます。作文はコミュニケーションや言語の技能をテーマとする題材が多いです。作文の配点が全体の1/3を占めます。
適性検査Ⅱ:会話文の内容から算数の解法を説明させたり、新たに考えさせる記述問題が出題されることも。また、理科の身近な題材をもとに検証実験を考える問題、推論の分類問題など、練習が必要な問題が出ることも特徴です。
適性検査のトレンドと対策
公立中高一貫校の全体の傾向として、難易度が上がっていること、また、適性検査の傾向が定まってきたこともあり、試験(検査)対策が「長期化」「パターン化」しているのが最近の特徴です。
- 長期化:「小5から」「小4から」など、中高一貫校検査(入試)の準備期間が長くなりつつある
- パターン化:適性検査の研究が進み、進学塾のカリキュラムや通信講座の教材などでしっかり訓練できるようになってきた
「学校の成績が良くて作文が得意な子が、少しだけ対策をしたら合格した」「適性検査には私立中受験のようなパターン化された訓練法はない」このようなイメージは過去のもの。きっちりと準備をして臨みましょう。
川崎附中対策に強いのは「栄光」と「Z会」
「塾」「家庭学習」「通信講座」など、適性検査対策の方法はさまざま。体験授業なども積極的に行いながら、お子さんに合ったやり方を見つけてあげましょう。
川崎附中対策で有名な主な塾の合格実績は次の通り。塾では中萬学院と栄光ゼミナールが二強ですね。
- 中萬学院 96名
- 栄光ゼミナール 15名
- Z会 16名
→ 公立中高一貫校、塾はどこがおすすめ? - うちの子にいいかも!
少々意外だったのが、進学塾ではなく通信講座のZ会もかなり多いこと。16名がZ会の通信講座を利用して川崎附中に合格しました。
もともとが、記述式の問題が多い東大や京大などの難関大学対策に強みを持つZ会は、同じく記述への対策が必要な公立中高一貫校とは相性がいいようで、全国の公立中高一貫校に819人の合格者を出しています。
→ Z会、公立中高一貫校に819名合格。評判はどう? - うちの子にいいかも!
川崎附中の試験日は?
試験(検査)は、例年2月3日に行われます。2019年の予定は次の通りです。
- 適性検査:2月3日(日)
川崎附中の合格発表は?
校内への掲示のほか、川崎附中のWebサイトにも掲出されます。
- 合格発表:2月10日(日)
川崎附中の入学手続きは?
- 入学手続き:2月10日あるいは12日。書類を学校まで持参します
川崎附中の学校見学はできる?
川崎附中の学校説明会
2018年には次のような催しが開催されました。
- 学校説明会:7月
- 保護者対象の学校公開週間:9月
詳細・最新情報はこちら
本記事の情報は執筆時点(2018年11月)のもの。詳細&最新の情報は、川崎附中のWebサイトをご確認ください。