大阪府にある公立中高一貫校の偏差値や倍率、主な塾の合格数などを比較してみました。数字は2018年のものです
大阪府の公立中高一貫校
学費の安さと高い進学実績、また、新設なのに前身となる高校のブランド力もあるということで人気の公立中高一貫校。本記事では、大阪府にある公立中高一貫校をご紹介します。
咲くやこの花、富田林、水都国際の3校が、大阪府にある公立中高一貫校。水都国際は2019年4月に開校予定です。富田林が大阪府立、咲くやこの花と水都国際は大阪市立の公立中高一貫校です。
大阪府の公立中高一貫校の偏差値は?
大阪府の公立中高一貫校については、偏差値を測るのがなかなか難しいです。水都国際の入試はまだ行われていませんし、咲くやこの花は分野別の選考なので。
あいまいな言い方になってしまいますが、私立の中堅進学校と同程度と考えればいいかと思います。ただし、水都国際については、英語・海外進学への取り組みが注目されていますので、倍率も偏差値も、とても高くなる可能性があります。
- 水都国際:???
- 富田林:???
- 咲くやこの花:???
大阪府の公立中高一貫校の倍率は?
大阪府の公立中高一貫校の倍率(2018年の受検倍率)は次の通り。一般的な私立中学と比べると、どの学校も倍率が高いです。
- 水都国際:???
- 富田林:4.14倍
- 咲くやこの花:4.96倍
大阪府の公立中高一貫校の進学実績は?
大阪府の公立中高一貫校については、進学実績の見方もなかなか難しいです。水都国際はもちろん、富田林も中学から入学した生徒がまだ卒業していません。また、咲くやこの花も、高校からの生徒数の方が多いので、中入生の実績が判断できません。
大阪府の公立中高一貫校に強い塾は?
大阪府の公立中高一貫校に強い塾としては、第一ゼミナールや開成教育セミナーが有名。第一ゼミナールは富田林に、開成教育セミナーは咲くやこの花に強い塾として有名です。
また、通信講座のZ会も、多くの合格者を出しています(2018年は富田林に44名!)。公立中高一貫校の塾選びについては、こちらの記事もご覧ください。
各校の概要と特徴
大阪府の3校について、それぞれの特徴などをまとめました。
富田林
富田林は、大阪府の富田林市(大阪府富田林市谷川町)の公立中高一貫校。読みは「とんだばやし」です。
富田林高等学校(富高、とんこう)の併設中学校として2017年度に設置。大阪府立の普通科としては、初の公立中高一貫校です。略して「富中(とんちゅう)」と呼ばれることも。中学校での募集人数は120人。3クラス分です。高校からの入学者も同じく3クラス分あります。
前身は、1901年に開校した大阪府第八中学校。同年に富田林中学校へと改称されました。自由な校風で知られる伝統校です。
富田林中学校の評判は? 偏差値、入試のポイントなど - うちの子にいいかも!
咲くやこの花
咲くやこの花は、大阪府大阪市(大阪府大阪市此花区西九条)の公立中高一貫校。読みは「さくやこのはな」です。
大阪市立の二つの高校(扇町高等学校、此花総合高等学校)が統合されると同時に、併設中学校として、咲くやこの花中学校が誕生しました。大阪市初の公立中高一貫校です。中学校での募集人数は80人、2クラス分。高校からは6クラスになります。
選抜が、ものづくり(理工)、スポーツ、言語、芸術(美術・デザイン)の各分野ごとに行われる点が大きな特徴。分野ごとに上位の20人が合格となります。
咲くやこの花中学校の評判は? 偏差値、進学実績など - うちの子にいいかも!
水都国際
水都国際は、大阪府大阪市の住之江区(大阪府大阪市住之江区南港中 2丁目7−18、3丁目7−13)に開校予定(平成31年4月1日)の公立中高一貫校。中学から80名、高校から80名が入学する併設型の中高一貫校です。
校名にもある通り、国際教育、英語教育に力を入れるのが水都国際の大きな特徴。英語の授業数が多い、英語での授業を中学でも実施するなど。また、国際バカレロア(IB)のディプロマ資格の取得を目指すコースも設置予定です。
東京にある「都立国際」に近いイメージかもしれませんね。