まずは親が無料体験してみること。これ大事
子ども向けオンライン英会話はこれがおすすめ
英語教育に関わる仕事をしているため、また、私自身もオンライン英会話のユーザーでもあるため「子どもにオンライン英会話をやらせるべきか?」「やるとしたらどれがいいか?」と質問されることも多いのでまとめてみました。
- 子ども向けオンライン英会話はこれがおすすめ
- 選び方もいろいろあります
- 中学、高校への導入実績が豊富なオンライン英会話は?
- 総合的なオンライン英会話から選ぶならこの4社
- 子供に特化したサービスから選ぶならこの6社
まとめ:子ども向けオンライン英会話のBEST 3
コンパクトにまとめたつもりなのですが約10,000文字と長文になりましたので冒頭に「まとめ」です。いきなりですがオススメの3サービスとその特徴を紹介します。
【1】ネイティブキャンプ
圧倒的な使いやすさ & 低価格で人気急上昇のオンライン英会話。登録後1週間は無料で使い放題なので、オンライン英会話に初めて挑戦する方には間違いなくオススメです。子ども向けの先生や教材もしっかり揃っています。
また、家族が会員なら2人目は1,980円/月で利用できるので子ども&親の学習にはうってつけ。当然ながら、長期間の利用にも向いています。英語は長期戦ですからね。
【2】レアジョブ
オンライン英会話の最大手サービス。子ども向けのサービスも充実しています。価格もこなれていますし、学校への導入実績も多いので安心して利用できます。
講師はフィリピン人ですが、英語力は高く、講師としてのトレーニングもしっかり積んでいるのでその点を不安に感じる必要はありません。採用率は1%と難関をくぐり抜けた先生たちが教えてくれます。
【3】Kimini英会話
学研グループのオンライン英会話。コースがバッチリ決まっていたり、予習・復習をしっかり行うことが前提になっていたりと、一般的なオンライン英会話で陥りがちな「どう進めていいかわからない」という悩みを回避している点が特色です。
本気で続けられそうな「しっかり系」の中高生におすすめです。無料体験が10日間あるのも嬉しいですね。
「英語を勉強するのは当たり前」という姿勢を親が見せるべき
後述するようにオンライン英会話には「子ども専門」のサービスを提供する会社も多いのですが、上記の2つは一般向けのもの。大規模なサービスを展開していることや始めやすい低価格であることもそうなのですが、最も理由は「親も、子どもと一緒にオンライン英会話で勉強したらいいですよ!」と考えるため。
その重要性をなんとなくは理解していても「なぜ英語を勉強するのか?」が明確な子どもは少ないので、「父さん(母さん)も勉強してるからやりなよ!」というメッセージを伝えてあげるのがとても効果的だと思うのです。
ということで総合的なオンライン英会話であるネイティブキャンプとレアジョブを推しています。特にネイティブキャンプは、私自身がヘビーユーザーですので責任を持っておすすめできます。
ここで紹介した3サービス(ネイティブキャンプ、レアジョブ、Kimini英会話)にすべて登録すると、20回以上の無料レッスンが受けられます。どんなものか?どんな効果があるか?を手っ取り早く知りたい方には、とにかく無料でたくさん登録してみることが一番のは早道です。
選び方もいろいろあります
この後、オンライン英会話のサービスを10種類紹介するのですが、選び方の軸はいくつかありますので、それぞれ簡単に解説します。
子ども向けオンライン英会話は「料金・価格」で選ぶべき?
多くのオンライン英会話サービスは、その料金体系を基本メニュー+オプションで定めています。基本メニューは「受け放題」「月8回」などいろいろあり、また、広告などでは1回あたりの料金や、基本メニューの最低料金をPRしていることが多いです。
「とりあえず試してみる」という意味でも、「長く続けたい」という意味でも料金は安いほうがもちろん望ましいのですが、安いか高いかは、実際にどのくらいのレッスンを受けるべきか?受けられるか?で大きく変わってくる点に注意しましょう。
そういう意味でも、
- 初めは手頃なサービスで試してみる
- できること、やりたいことが明確になったらサービスを見直す
こういう考え方でスタートすることをおすすめします。
子ども向けオンライン英会話は「講師」で選ぶべき?
「英米のネイティブ講師を揃えている」「しっかりと訓練を積んだフィリピン人」「バイリンガルの日本人」などなど、オンライン英会話の各サービスは、講師の国籍やトレーニングで差別化を図っています。
先生ごとの相性もあるので、これはなかなか難しいポイントなので一概には言えませんが、初めのうちはあまり気にしないでもいいかな?と考えます。最初のハードルは、相手(先生)ではなく、子ども自身が気後れせずにきちんと元気に話せるか?にあるからです。
もちろん「目標とする留学先がイギリスなのでイギリス英語を」などと明確な条件があるならもちろんそれを重視してサービスを選ぶのがおすすめです。
子ども向けオンライン英会話は「教材・コース」で選ぶべき?
教材の数をアピールする会社も多いです。が、正直なところ子ども英語のコースや教材は、それほど差がないというか、一般的なものはどこでもしっかり用意しています。
ただし、英検やTOEFLなどのコースはその充実度に差があるので、これも目的によって大きく変わる部分ですね。
いずれにせよ、子どもでも大人でも、何百何千ものコースをしっかり勉強することは不可能なので、教材の「数」でサービスを選ぶのはおすすめできません。
子ども向けオンライン英会話は「使いやすさ」で選ぶべき?
使いやすさは大事です。英語の勉強はそれなりの頻度で行いますし(そうでないと意味ありませんから)、それなりの長期にわたる取り組みになります(そうでないと成果が出ませんから)。なので、ちょっとした使いにくさは、積もり積もって、いつの間にか学習の大きな妨げになるのです。
学習スタイルによって異なりますが、私(と子ども)の場合は、スマホでレッスンを受けることがほとんどなので、スカイプを使わない、スマホの独自アプリでレッスンが完結するネイティブキャンプの仕組みはとても使いやすくて重宝しています。
また、インターネットの有力サービスを数多く手がける会社であるからか、DMM英会話のサービスやWebサイトはとても使いやすいのでこれもおすすめです。
中学、高校への導入実績が豊富なオンライン英会話は?
多くのサービスが今、最も力を入れているのが学校へのオンライン英会話の導入。大学入試改革のニュースが大きく報じられている通り、今まさに大きく変わろうとしているのが、英語教育なのです。そして、日本人が苦手とされる「スピーキング」を鍛える手段として最も効果的なトレーニング方法であるオンライン英会話を授業に活用しようという動きが、小学校から大学院まで、広い範囲で起きています。
中学校、高校に強いレアジョブ
- 小学校:上峰小学校(佐賀)
- 中学高校:三田国際学園中学校・高等学校(東京) / 淑徳与野中学校(埼玉) / 旭川明成高等学校(北海道)/ 静岡城北高等学校(静岡) / 名古屋経済大学市邨高等学校(愛知) / 相愛中学校・高等学校(大阪)
- 大学など:相模女子大学(神奈川) / 摂南大学(大阪) / 長崎純心大学(長崎) / 経専北海道専門学校(北海道) / 聖光学院中学校高等学校(神奈川) / 東京大学大学院(東京)
DMM英会話は大学が多い
- 中学高校:茨城高等学校・中学校
- 大学など:法政大学 / 実践女子大学 / 相模女子大学 / 東海大学
自宅から利用する場合でも、学校教育のノウハウをしっかり有しているサービスを選びたくなるかもしれません。そういう意味では、一歩リードしているのが上の通りレアジョブ。最大手だけあって教育機関への導入実績も豊富です。
総合的なオンライン英会話から選ぶならこの4社
後述するように子ども向け(子ども専門)のオンライン英会話サービスもあるのですが、うちの子!編集部のおすすめは大手のオンライン英会話からえらぶこと。
とくに、初めてオンライン英会話を行う方は、手軽に=安い料金で試せることが大事だと思うのですが、子ども専門のサービスは比較的値のはるものが多いので。
まずは手軽に始められる大手サービスで挑戦してみる。その後、利用頻度や適した教材やコースがある程度見えてから、専門サービスも含めて検討し直すのがおすすめです。
ネイティブキャンプ
うちも実際に使ってるのですがオススメです!
ネイティブキャンプは、オンライン英会話業界で初めて「予約なし」かつ「レッスンし放題」のサービスを実現したオンライン英会話スクールです。月額5,950円(税込)で、24時間いつでも、回数無制限でレッスンを受講できます。レッスンはネイティブが担当しますが、おすすめ講師や学習方法などを相談できる無料カウンセリングは日本人担当。安心して受講を続けられます。
登録すると、7日間の無料体験ができる点も大きな特徴。無料体験のボリュームは、2回などの回数で制限している場合が多いのですが、ネイティブキャンプは7日間。つまり、始めの1週間は何回でも受講できるのです。
保護者など他の家族が参加する場合には、2人目以降は1,980円で受講可能なのも大きなポイント。保護者+子どもなら、1人あたり3,500円以下で回数無制限のレッスンが受けられる計算になります。
人気のカランメソッドの子ども版である「キッズカラン」など、子ども向けのコースもしっかり用意されていますし、「子ども対応可」の認定を受けた講師も多いです。
- 料金が手頃なので始めやすい。保護者とセットならさらに割引
- 使いやすいスマホアプリ&予約不要がとにかく楽ちん
- 子ども向けのコースもバッチリ用意
レアジョブ
大手の安心感 & 学校での実績も多数!
歴史の浅いオンライン英会話業界の中では老舗で、2014年には東証マザーズに上場、2016年12月時点で会員数が50万人を突破しました。レアジョブの強みは日本人が担当するカウンセリングとカスタマーサポート。スカイプやチャットでマンツーマンのカウンセリングを受け、学習目的に応じた教材、講師、学習方法を提案してもらえます。
言語習得理論に基づいたコース設計になっており、1レッスンの中でも学習成果を実感しやすいです。 入会前に2回のカウンセリングと2回のレッスンを無料体験できますので、雰囲気をしっかり確かめてから入会するかどうかを判断できますよ。
子ども向けオンライン英会話としてのレアジョブの特徴は、何と言っても教育機関への豊富な導入実績。首都圏の私立中高はもちろん、東京大学から九州の小学校までいろいろな学校がレアジョブを英語の授業に導入しています。
- 学校での実績も多い、業界No.1のオンライン英会話
- 1回あたり129円でのレッスンも可能な手軽さも魅力
- 未就学、小・中学生、高校生への受講ガイドも充実
DMM英会話
意外な実力派!ユーザー数もふえてます
DMM.comが手がけるオンライン英会話スクールです。100カ国以上の講師と話せるスタンダードプラン(毎日25分コース)ですと月々5,980円でレッスンを受けられます。
DMM英会話は、いろいろな国の講師がいることが大きな特徴。フィリピン人だけではなく100カ国以上からの講師が在籍しているので、世界中の先生とコミュニケーションをすることができます。また、大手だけあってコースごとにあわせて6879もの無料教材がストックされています。
意欲があれば、どんどん英語をインプットしていくことが可能です。
- ネットサービス大手が運営しているので、使いやすい
- 世界中の国々の先生と英語でコミュニケーションできる
- 続けやすい価格も大きな魅力
EFイングリッシュライブ
留学を考える高校生におすすめ!TOEFLコースも
EFイングリッシュライブは、世界最大級の語学学校 EF(Education First)グループが運営するオンライン英会話サービスです。
自己学習教材の質と量は、他社と比較しても群を抜いています。たとえば、日常英会話を収録した動画だけでも数百本あるため、レッスン以外の時間も質の高い自己学習を進められます。
EFイングリッシュライブの特徴は、ネイティブの英語指導にこだわっている点。オンライン英会話というと、フィリピン人を中心に非ネイティブの講師も少なくありませんが、EFイングリッシュライブでは、ネイティブによる正しい発音と言い回しを学べます。
TOEFLやTOEICで高得点を狙うための対策コースも充実。模擬テストと専用コースを受講することで、高得点を狙うための準備がしっかりと行えます。
- 世界規模の語学学校が運営するオンライン英会話
- ネイティブ講師を揃えているため価格は比較的高め
- TOEFLの準備をしたい高校生にはぴったり
子供に特化したサービスから選ぶならこの6社
Kimini オンライン英会話
しっかり勉強したい中高生におすすめ
学研グループに属する株式会社Glatsが、2017年4月にスタートさせたのがオンライン英会話スクール「Kimini英会話」です。
一般的なオンライン英会話とは異なり、各レッスンの前後には予習・復習することが前提とされているため、目標に着実に近づくことができます。また、目的と現在の実力から、適切なコースを定めて学習を進めるため「次に何をしたらいいかわからない」という悩みを解消している点も大きな特徴。3級から準1級まで、英検の二次対策コースも充実していますので中高生には特におすすめです。
講師は全員フィリピン人ですが、学研の長年のノウハウを基に、日本人に合った授業の進め方を身につけています。レッスンはSkypeなどのツールではなく、ブラウザやスマホから行えます。マイページにログインすればレッスンを受けられるため、パソコン操作の苦手な人でも抵抗なくレッスンに集中できます。
- 参考書などで有名な学研グループのオンライン英会話
- 明快なコースと予習・復習で確実に成果を出すしくみ
- Skypeやパソコンの設定で悩まない「専用アプリ」を用意
LEARNie(ラーニー)
小学生専門のオンライン英会話
LEARNie(ラーニー)は、小学生を対象としたオンライン英会話サービスです。講師は、海外経験の豊富な日本人(バイリンガル)が中心となっています。日本語も話せる先生なので、英語を初めて習う子も、安心してレッスンを受けられます。
最大の特徴は、レッスンの形態が1対1ではなく、グループレッスンのみであるという点。一般的な習い事や塾のように、決まった曜日と時間に、他の子どもたちとともにレッスンを受けます。 ただし、一方的な「授業」を行うわけではなく、講師と生徒、あるいは生徒同士のインタラクティブなコミュニケーションも重視しています。
レッスン後には発表シーンの動画やホームワーク用の動画が送られてくるので、自分のアウトプットを見返しながら学習を進められます。これによって、自然と「予習 → レッスン → 復習」のサイクルが作られていきます。
- 「小学生専門」のオンライン英会話。2017年創業
- バイリンガルの先生が教えるので安心
- グループワークなので英会話教室にも近い雰囲気
リップルキッズパーク
レッスンを分けられるのがお得&便利
3歳から高校生までを対象としたオンライン英会話スクールです。パソコンの設定が苦手でも、日本人スタッフが接続方法を丁寧に教えてくれますから問題ありません。また、保護者に英語力の不安があっても、基本的には講師任せで大丈夫です。講師は外国人ですが、英語が初めての子どもでも楽しくレッスンに巻き込んでくれます。
料金は月々2,838円から。さらにお得な利用方法として、レッスンをご家族で分けることができるのも大きな特徴。 例えば、週2プランで入会し、2人の子どもで週1回ずつレッスンを分ければ、子ども1人につき実質、月々2,222円で受講できる。
- 2009年開始。子どもオンライン英会話の老舗サービス
- レッスンを分けることができるので家族での受講が割安に
- 英検の二次対策(面接)のためのコースがある
hanaso kids(ハナソキッズ)
楽しく英語を学べるオンライン英会話
フィリピン人中心の講師陣が楽しく教えてくれるオンライン英会話スクールです。サポートは日本人が担当しているため、不明点を聞きやすいのも魅力となっています。
就園前の幼児から小中学生までを対象としており、8つのレベルに分かれてレッスンを進めます。それぞれ、子どもにとっての親しみやすさと自然な英語習得を目標とした教材を提供しており、楽しく英語力を伸ばすことができます。
- 4歳〜15歳を対象としたオンライン英会話
- 週1コースなら2,800円から始められる
- オリジナルの英語学習アプリ「ABC touch」も好評
Kids Star English(キッズスターイングリッシュ)
子どもと保護者が一緒に勉強できます
Kids Star Englishは、3歳から保護者と一緒に受けられるオンライン英会話サービスです。講師はフィリピン・セブ島出身ですが、なまりのない講師を採用、研修と講習によって指導力を高める工夫をしているので安心。親子の両方が初心者でも、楽しく英語を学べます。
フィリピン人の講師は、日本語の話せない人が多いのですが、Kids Star English ではスタッフを日本人が担当。Skypeの使い方やレッスンの受け方など、日本語で質問できるので心配はいりません。
月額プラン(1カ月で6~60回まで4種類)に加えて追加チケット(5~20レッスン分まで3種類)を購入できます。普段は1カ月6回までのプランにしておいて、時間のあるときだけ集中してレッスンを受けられるよう追加チケットをたくさん購入するような工夫もできます。他に習い事のあるお子さんでも、問題なく続けられます。
- 未就学児におすすめのオンライン英会話
- レッスン6回の基本プランが 2,980円/月で始めやすい
- 定期的に開催する研修など、先生の質にこだわり
ハッチリンクジュニア(HATCHLINK jr.)
中学生までの子ども専門オンライン英会話
3歳から15歳までの子どもを専門としたオンライン英会話スクール。入学金は無料で、月謝も2,980円からという格安設定となっています。1つのアカウントできょうだいや家族も一緒にレッスン受講が可能なので、子どもと共通の話題ができてモチベーションを維持しやすいです。
もちろん、英語が初めての子どもでもアルファベットの学習からスタートでき、子どもの英語指導に精通した講師が楽しくレッスンを進めてくれます。
- 未就学児〜中学生におすすめのオンライン英会話
- 家族で一つのアカウントを使えるので無駄がない
- 講師には幼児教育課程の修了者や小学校教員も多数在籍
まとめ
本記事では、総合的なオンライン英会話サービス4社と、子ども向けに特化したオンライン英会話サービス6社のあわせて10社をご紹介しました。この後は、「高校生向け」「英検対策向け」などの記事も作成予定です。
相性もあるのでまずは体験してみることがおすすめ。子ども一緒に保護者も始めましょう!