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公立中高一貫校の作文対策はどうする?

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公立中高一貫校の作文対策はどうする?[まとめ]

公立中高一貫校受検の合否を分ける作文(記述)の対策はどうするべきか?

私立併願の場合は、塾のカリキュラムが厳しくなる前に基礎力を固めたいところ。また、公立専願の場合も、作文への苦手意識があると過去問に取り組めません。

つまり、作文には早くから取り組むのが吉。本記事でご紹介するように作文対策のポイントや勉強方法はいろいろありますが、難関大学の記述問題で培ったノウハウに強みを持つ「Z会」、国語が苦手な子でも楽しく学べる「ブンブンどりむ」への資料請求は、早めにしておいて損ナシ!です。

記述・作文に強い「Z会」の通信講座

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記述式の問題が多い東大や京大などの難関大学対策に強みを持つZ会。作文対策が必要な公立中高一貫校とは相性がいいようで、全国の公立中高一貫校には819人、区立九段を含む都立中高一貫11校には332名の合格者を出しています。

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低学年も、国語が苦手な子も楽しめる「ブンブンどりむ」

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『声に出して読みたい日本語』(草思社)など数々のベストセラーで知られる齋藤孝先生(明治大学教授)が監修。

マンガ形式のテキストと、20年以上の指導実績を誇る「ほめて伸ばす添削指導」。また、公立中高一貫校の適性検査を意識した「問題解決力ドリル」が特徴的。

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公立中高一貫校の受検ではなぜ「作文」が大事?

適性検査Ⅰ(国語系)で問われる作文力

ほとんどの公立中高一貫校では、適性検査の一つとして読解力と作文力が必要とされる問題が出題されます。例えば都立の中高一貫校では適性検査Ⅰがそれにあたりますが、配点は全体の約20〜30%。作文が全くできません、となると合格はおぼつきません。

適性検査Ⅱ(算社理)や報告書にも作文は効く

また、都立中高一貫の適性検査ⅡやⅢは、国語系ではなく算数・社会・理科をベースにしたものですが、ここでも高度な読解力が要求されます。作文のトレーニングは読解力も高めますので、適性検査全体の得点力をアップするためにも、通信講座などで作文に親しんでおくことは有効です。

もちろん、「しっかり読める」「丁寧に書ける」「作文が得意」という能力は、普段の学校での成績アップにもつながりますから、各校に提出する「報告書」の出来栄えにも影響します。

入学後も大事な作文力・記述力

自分の意見をしっかり書ける力は、公立中高一貫校への入学後にも役立ちます。多くの公立中高一貫校は、国公立大学への合格数を一つの指標として日々の教育を行っていますが、大学入試改革により、現在のセンターにあたる選抜試験が記述式になります。現在よりもさらに「記述力のある子が国公立大学に受かる」ようになるのです。

適性検査の作文ではどんな問題が出る?

公立中高一貫校の適性検査ではどんな問題が出されるのか?ここでは、都立中高一貫校の出題を例に、くわしく見ていきましょう。

400文字を、短い時間でしっかり書けるように

東京都の共同作成問題の場合、与えられた2つの文章の内容を的確に読み取り、自分の考えを論理的かつ適切に表現する力が問われます。過去の共同作成問題では、文章の内容に対し筆者の主張や文章内容を30字程度でまとめる記述の問題が2題と、2つの文章をふまえ自分の体験や考えをまとめる400~440字の作文が出題されます。配点は読解問題が40%、作文が60%と作文の比率が高め。

適性検査Ⅰの文章は2編合わせて3,500字ほどです。45分という限られた時間の中で、「2つの文章を読み取る」「読解問題に答える」「それぞれの文章の要旨をまとめる」「自分の考えを述べる」「見直しをする」の5つの作業を行わなくてはいけません。

文章を読む速度を1分間に500字ほどのペースにできると、7分間で読めます。読解問題は傍線部の前後をよく読み、文章中の語句を使って記述するのがポイントです。

作文のテーマ例

  • 2015年度 「人に伝える」に関する二つの文章の読解問題2題と作文
  • 2016年度 「読書」に関する二つの文章の読解問題2題と作文
  • 2017年度 「常識からの自由」に関する二つの文章の読解問題2題と作文

作文の書き方はどうやって学べばいい?

志望校ではどんな作文が出る? 出題傾向を確認しよう

適性検査の作文問題には、各校の個性が出る場合も。例えば東京都の場合、共同作成問題の傾向は上で説明した通りですが、適性検査Ⅰを独自問題に差し替える学校も多いです。

  • 桜修館:適性検査Ⅰが特徴的なのが桜修館。ものすごく短い文章や資料から感じたことを400文字〜600文字でまとめる問題が出ます。出題者の意図を正確に読み取る力が必要になります。
  • 白鷗:とにかく「記述力」が必要。要旨の読み取りでは100字の記述が2題。そして作文では400字と、膨大な記述量が要求されます。
  • 南多摩:適性検査Ⅰで出題される文章は1500文字程度と他よりもやや短め。60〜80文字程度の記述と(問題1、問題2)、問題3として本文の内容を踏まえた作文が出題されるのが特徴です。400字〜500字の比較的長い文章で、自分の意見をまとめることが要求されます。

このように、同じ東京都の公立中高一貫校でもこのような違いがあります。各校の問題は、Webサイトからもダウンロードできるので、なるべく早めに目を通すようにしておきましょう。

第一志望=公立一貫校(私立なし)の場合

公立中高一貫校に特化した塾や、公立中高一貫校の専門コースを設けている塾では、当然ながら作文対策も小慣れたものを用意しています。公立中高一貫校のみ受験(受検)する場合は、塾のカリキュラムに則って進めることを基本に考えたらいいでしょう。

余力のあるお子さんだと、通信講座でさらに演習をつむ場合も多いようです。

私立併願の場合

難しいのが私立併願の場合。難化が進む公立中高一貫校への入学ですが、小石川と開成の併願のように、私立の難関/最難関校の対策を進めながら公立対策を行う、というケースも増えています。

典型的なパターンが、4年生、5年生は私立向けの勉強を進め、6年生になってからは家庭での公立校入試の対策を並行して行う、というもの。

  • 塾での私立難関対策 + 公立対策の講習会
  • 塾での私立難関対策 + 通信講座
  • 塾での私立難関対策 + 家庭学習

御三家志望など上位層では、そもそも記述の訓練をしっかり行っているため、家で過去問を少しやったら十分だった、という子もチラホラいるそう。

もちろんそれはごく一部にしか当てはまらない話でしょうから、多くの子の場合は、塾のカリキュラムが厳しくなってくる小5の後半までに、作文への苦手意識をなくしておくこと=適性検査の過去問に取り組める状態にしておくこと、が大事になります。

公立中高一貫校の通信講座

私立公立併願の場合はとくに、模擬試験や通信講座をうまく活用しならメリハリのある勉強を行うことが大事。親が答え合わせをするだけだとどうしても甘えてしましますので、きちんと採点される緊張感を持った勉強をすることが重要です。

難関大合格のノウハウ豊富な「Z会」の通信講座

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「Z会」の小学生向け講座にも「公立中高一貫校 適性検査」「作文」に特化したコースがあります。

もともとが、記述式の問題が多い東大や京大などの難関大学対策に強みを持つZ会は、同じく記述への対策が必要な公立中高一貫校とは相性がいいようで、全国の公立中高一貫校には819人、区立九段を含む都立中高一貫11校には332名の合格者を出しているようです。

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低学年、国語が苦手な子は「ブンブンどりむ」から

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作文指導を20年以上にわたり行ってきたどりむ社の通信講座。『声に出して読みたい日本語』(草思社)など数々のベストセラーで知られる、国語力の達人である齋藤孝先生(明治大学教授)が監修しています。

小学生の「書く力」を軸に、「考える力」「読解力」「想像力」を育む工夫をふんだんに凝らしているため、低学年や国語が苦手なお子さんでも始めやすいです。

「ブンブンどりむ」の特徴はマンガ形式のテキストと、20年以上の指導実績を誇る「ほめて伸ばす添削指導」。また、公立中高一貫校の適性検査を意識した「問題解決力ドリル」もおすすめ。算数・理科・社会の知識をもとに、問題を分析し、解決する方法を考え、それを論理的に記述することを学べます。

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